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開発教育
事業
2008年の開発教育
で「住民の声」を伝えます!

世界は「フェア(公正)」ではない貿易によって、富が一極に集中し、「持たざるもの(Have-Nots)」は常に不利な貿易状況のもと、「経済的な貧困」から抜け出ることができないでいます。それは一般に「北」の国と「南」の国と呼ばれている国家間の格差のみならず、国内でも絶大な格差を作り出し、人々の希望を奪っています。

私達は、フィリピンで1994年より教育・医療・生計向上の分野で活動をおこなってきました。その経験より感じることは、この「貧困問題」と呼ばれるものは本当に複雑で、重たくて、根深いということ。そして、言うまでもないことかもしれませんが、「貧困」に置かれる理由は個人の責任や能力の問題によるものではなく、システムにより人々は才能や可能性を最大限開花できない状態に「押し込まれている」ということです。

ICANがフィリピンで社会開発事業を実施しているだけでは、根本的な問題は解決しません。日本に住む人達がICANの社会開発事業の経験を共有・共感でき、そして事業地の人々との相互理解を通して、両者をつなぐ社会とシステムを変えていく意思を持ってはじめて、「わたし」と「彼ら・彼女ら」の間に平等、公正、平和が生まれます。

ICANの開発教育事業は社会開発の専門家が直接経験をもとに、「住民の声」を届けるユニークなものです。

まずは「現実」を知ってください。


2008年の開発教育
様々な「コクリ」のカタチ
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ICANは小学校から大学の授業まで、NGO関係者や一般公開講座やイベント出張講座として開発教育、国際理解事業を実施しています。その為、授業や講座の内容は参加者の年や興味、ニーズ等によって事前に担当者と相談して、練っていきます。基本的には、「ICANの事業地の経験をもとにした参加型のワークショップ」が中心となります。

【例:パヤタス事業地の経験をもとにした国際理解教育】
「パヤタスの住民がパヤタスにやってきた理由」(ロールプレイ)
「パヤタスの人々の1日」(ロールプレイ)
「フィリピンを知るフォトランゲージ」(フォトランゲージ)
「あなたならどうする?パヤタス事業」
「パヤタスの今」(講義タイプ)
「パヤタスの歴史」(講義タイプ)
教材貸し出し(児童労働ビデオ、写真展用中型写真、オリジナル教材等)他

まずはご相談ください。








【フィリピンと日本の子どもの交流】

ICAN
では、フィリピンと日本の子どもの相互理解を深める活動を行っています。

フィリピンの子どもたちも日本の子どもたちも、国境を越えて友達になり、互いにその友達のことを自然に思いやるきっかけになるような場になって欲しいと思い企画されました。
活動報告)→(価値観の違い

【パヤタスごみ処分場崩落から6年】

200人以上が亡くなった崩落事故の様子やパヤタスの歴史、ICANがパヤタスの住民たちと共にどんな活動をしてきたのかを当時の写真や映像を通して振り返るイベントを実施しました。

定期的にこのようなイベントを開催し、パヤタスの人々の経験を多くの人々に伝えていきます。

活動報告

【拓殖大学での社会開発の授業】

大学で通年の授業を受け持つ場合もありますし、授業の1コマを受け持つ場合もあります。

この拓殖大学の場合は、社会開発授業の一環として招待され、「パヤタスごみ処分場の今」についてお話をさせていただきました。

全体的な話は写真を大量に使用するため、また人数も多かったため、パワーポイントを使用、中に小さなワークショップを織り込んで授業を行いました。

授業の後半には、フィリピンや社会開発事業に関するものでけではなく、なぜNGOのスタッフになったのか、将来NGOスタッフを目指すために何が必要か等の質問も出てきました。


拓殖大学)での講義の様子。


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2008年の開発教育
授業の一例

愛知県の○○小学校では、総合的な学習(国際理解)として、「学校に行きたい!」という45分×8回のカリキュラムを組んでおり、ICANは、その中の第5回と第6回の授業(90分)を担当しました。シュミレーションゲームを通して、「子どもが学校に行くということがどう家族の暮らしや仕事と関係しているか」を体験し、「学校とは何か、学ぶとは何か」をみんなで考えました。

ゲームでは、子ども達にそれぞれ5人ずつのグループに分かれてもらい、農村・都市の経済的な貧困層の家族、富裕な工場長の家族の役を演じてもらい、ICANスタッフの鐘の合図で、一日の始まりです。お父さん、お母さん役は働きに行き、子どもは学校に行くか働くかを選びます。一日が終わると労賃を受取り、市場で食べ物を買います。実際には、その日働いたお金で「食べる」ことを選択する家族、「子どもを学校に行かせる」ために働く家族、そもそもお金は「貯金」をするのが一番良い(食べない)という決断をする家族もありました。子ども達の個性や発想、グループの特徴がよく表れていたと思います。(工場長の家族だけは、家計の心配はありませんでした)

ゲームの中では、子ども達の目はどうしても「貯金」に向きがちです。ゲームの後のふり返りでは、自分たちの家族が選択したことを改めて思い出しました。「何日働いていくら稼いだか(父・母役)」「何日働いて、何日学校へ行ったか(子ども役)」「何日、食事抜きだったか」などの確認をしました。子ども達は、ゲームの中で自分の家族が選んだ生活を思い出し、他の家族の選択した生活について聞くことで、「いろいろな家族の暮らし(価値観や優先順位)がある」ことに気づきました。自分たちが毎日学校に来ることの意味や、学校に行くことが当たり前でない生活・その日満足に食べることが当たり前でない生活があるという事実に、改めて向かい合うことになりました。(ICAN会報「ICANだより33号」より)


【その他の出張講義】

札幌でのパヤタス医療事情講義
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