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愛知県の○○小学校では、総合的な学習(国際理解)として、「学校に行きたい!」という45分×8回のカリキュラムを組んでおり、ICANは、その中の第5回と第6回の授業(90分)を担当しました。シュミレーションゲームを通して、「子どもが学校に行くということがどう家族の暮らしや仕事と関係しているか」を体験し、「学校とは何か、学ぶとは何か」をみんなで考えました。 ゲームでは、子ども達にそれぞれ5人ずつのグループに分かれてもらい、農村・都市の経済的な貧困層の家族、富裕な工場長の家族の役を演じてもらい、ICANスタッフの鐘の合図で、一日の始まりです。お父さん、お母さん役は働きに行き、子どもは学校に行くか働くかを選びます。一日が終わると労賃を受取り、市場で食べ物を買います。実際には、その日働いたお金で「食べる」ことを選択する家族、「子どもを学校に行かせる」ために働く家族、そもそもお金は「貯金」をするのが一番良い(食べない)という決断をする家族もありました。子ども達の個性や発想、グループの特徴がよく表れていたと思います。(工場長の家族だけは、家計の心配はありませんでした) ゲームの中では、子ども達の目はどうしても「貯金」に向きがちです。ゲームの後のふり返りでは、自分たちの家族が選択したことを改めて思い出しました。「何日働いていくら稼いだか(父・母役)」「何日働いて、何日学校へ行ったか(子ども役)」「何日、食事抜きだったか」などの確認をしました。子ども達は、ゲームの中で自分の家族が選んだ生活を思い出し、他の家族の選択した生活について聞くことで、「いろいろな家族の暮らし(価値観や優先順位)がある」ことに気づきました。自分たちが毎日学校に来ることの意味や、学校に行くことが当たり前でない生活・その日満足に食べることが当たり前でない生活があるという事実に、改めて向かい合うことになりました。(ICAN会報「ICANだより33号」より)
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